2ページ目/全4ページ 宍戸は、鳳の首に腕を回し、彼の腰に両足を絡ませていた。 鳳は、宍戸を強く抱きしめたまま、彼の体内奥深くへと、猛った男根を突き入れている。 水中は、重力の影響が無い分、宍戸の身体を持ち上げる体力は必要が無い。 それだけ、楽な状態なので、鳳は、自由奔放に身体を動かして、宍戸を責めていた。 宍戸の柔らかな尻肉を両手で掴み、挿入部を押し開くようにしながら、鳳は抜き差しを 繰り返した。自分のペニスへ、宍戸の体内の暖かな襞を擦りつけるようにする。 その内部のザラついたような感触が、敏感になっている砲身へ素晴らしい刺激を与え、 鳳は挿入してから、まだ数分も経っていないが、もう、射精してしまいそうだった。 宍戸が切なげな表情で、喘ぎ声を上げるたびに、内部の粘膜も柔らかく蕩けて、 入り口の筋肉は、鳳のモノを絞るように強く締め上げている。 もう何度も身体をあわせているが、そのたびに魅力的になってゆく恋人の姿に、鳳は たまらずに溜め息を吐いた。 迫ってくる射精欲求と必死で戦いながら、腰を回したり、小刻みに揺らしたりしながら、 その絶妙な感触を鳳は楽しんでいた。 「宍戸さん、気持ち良いですか? 俺は、すごく良いです。 もう駄目です。イキそうです。 このまま……中に出しても、良いですか? 」 鳳の問いかけに、宍戸は、涙を流しながら首を動かした。 快楽のあまり言葉を話せない様子だが、必死で頭を縦に振り、肯定の意志を伝えてきた。 鳳は、宍戸の腰を強く引き寄せると、その体奥へと、熱い迸りを注ぎ込んだ。 何度も、腰を動かして、鳳は、宍戸の体内へ、愛の証のように、自分の精液を塗り込む ようにしたのだった。 鳳の快楽の波も収まり、恋人の体内から腰を引くようにすると、すっと宍戸が抱きついてきた。 「宍戸さん? 抜くのは嫌なの? 」 宍戸は、恥ずかしい様子で下を向いたまま、こう言ったのだ。 「……まだ、一緒にイってないから。……寂しい。」 なんて可愛らしい人なんだろう、と鳳は感激していた。 自分の言葉に羞恥して、真っ赤に染まった宍戸の耳へ、鳳は囁くのだった。 「大丈夫ですよ。俺、今の宍戸サンの言葉で、もう立ってしまいましたから。 今度は、一緒にイキましょうね。 でも、そんな事ばかり言っていると……。腰が壊れるくらい、犯ってしまいますよ。」 宣言通り、宍戸の体内に入ったままの鳳のモノは、急激に膨らんでいった。 今、射精したばかりだとは、とても思えないほどに硬く太くなり、宍戸の狭い部分を押し広げ ようとしている。 これから、与えられる快楽を予想したのか、宍戸は、早々と気持ち良さそうな喘ぎ声を上げた。 1ページ目へ戻る ![]() ![]() 小説目次ページへ戻る ![]() |